IESEは現在、スタンフォード大学経営大学院と共同でサーチファンドについての研究を行っています。
様々な問題を抱える現在の世界経済では起業家、投資家にとって興味深いビジネスチャンスがあちらこちらに転がっています。そんななか最近注目され始めているのがサーチファンドというビジネスモデルです。
サーチファンドとは起業家が企業を買収し、経営する金融商品です。MBAをもつ起業家は学んだ知識を実際に活用したいと考えており、そのため彼らはある企業に狙いを定め、投資家から資金を募り企業を買収し、経営するというビジネスを行うようになりました。
サーチファンドはアメリカ、カナダ外ではあまり知られていませんが、スタンフォード大学経営大学院では1996年から新しい起業モデルとして研究されてきました。2013年の研究では、サーチファンドは内部収益率が税込み35%もあることが明らかになりました。
IESEは2011年にスタンフォード経営大学院とアメリカ、カナダ以外のサーチファンド”国際サーチファンド”を共同で追跡する協定を結びました。
IESEとスタンフォード大学経営大学院の研究でサーチファンドにははっきりとした4つの局面があることが明らかになりました。第一段階が立ち上げ段階、第二段階が調査・買収段階、第三段階が経営段階、第四段階が売却段階です。
IESEとスタンフォード大学経営大学院は共同で2016年に向け今後もサーチファンドの可能性とリスクを研究することになりました。そして2015年4月24日にはIESE主催の国際サーチファンドカンファレンスが行われ、20を越す国際サーチファンドから起業家と投資家が集まることになっています。
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