加賀谷が語る − エグゼクティブ教育 最前線①: VUCAという厄介な時代がやってきた

こんにちは、私はIESEビジネススクールの東京オフィスで、企業研修・エグゼクティブ教育プログラムの担当をしています。仕事柄、世界中を飛び回っております。

世界各地で見聞きした企業研修やエグゼクティブ教育に関する最前線の情報や、研修の現場で考えたこと、感じたことを皆さんと共有したいと思い、このブログをはじめました。企業の人事に関わる方々、経営に関わる役員の方々、あるいは現場で活躍されているビジネス・プロフェッショナルの皆様に役立つ情報を目指しております。以後よろしくお願いいたします。

さて、皆さんはVUCA(ブーカ)という言葉を聞いたことがあるでしょうか? この言葉は、

  • Volatility(変動性)
  • Uncertainty(不確実性)
  • Complexity(複雑性)
  • Ambiguity(曖昧性)

という4つの単語の頭文字をとって作られた言葉です。一言でいうと「予測不能な状態」を意味しており、現代の混沌としたビジネス環境を表しています。

社会がVUCAな状況になった原因は様々考えられますが、その根底には、グローバリゼーションの進展とテクノロジーの発展があり、今後、この流れが大きく変わることはないでしょう。

さて、そんな時代において、ビジネス組織はどのように適応し、私たちはどのようなリーダーシップや経営スキルを身につけるべきなのでしょうか?

次回からの記事で考えていきたいと思います。

 

加賀谷順一 (かがや・じゅんいち)
IESEビジネススクール エグゼクティブ教育部門アジア統括

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