Poets & Quantsの IESE MBA Class of 2025についての特集の中で、同学年の牛神慧史さんが紹介されています。原文(英語)は、こちらをご覧ください。
出身地
福岡(日本)
興味深い事実
20年以上の経験を持つインハウスシェフです。小学生の時に両親のために料理を始めました(初めての料理は味噌汁でした)。それ以来、家族や友人のために食事を作ることを楽しんでいます。
学部と専攻
東京大学経済学部(学士)、東京大学大学院公共政策研究科経済政策専攻(修士)
直近の勤務先および役職
国際協力銀行 次長
ケースメソッドの魅力
ケースメソッドでは、学生は主人公の立場に立つことが求められます。主人公が直面する課題を構造化し、分析し、最終的に解決策を導き出すのです。問題解決という明確な目的のもと、学生は様々な理論や分析の枠組みを繰り返し学び、世界中の優秀な仲間とのディスカッションに参加する。探求と解決策の模索の繰り返しを通じて、将来、生徒たちがリーダーシップを発揮し、構造化されていない現実の課題に直面したときに、より現実的で効果的な意思決定ができるようになると信じています。
これまでバルセロナで一番気に入ったところ
バルセロナがMBAを取得するのに最適な場所である理由は何ですか?食べ物、気候、人々、文化…全てが格別です!この素晴らしい生活環境のおかげで、MBAの旅を通して勉強に集中し、学習経験を最大限に高めることができます。
同級生と立地は別として、IESE MBAプログラムを選んだ決め手となった要素
ケースメソッドは私にとって非常に重要でした。企画部門で働く中で、成長戦略、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンスなど様々な課題にぶつかりました。こうした複雑な課題に対処するための問題解決能力を高めたいという思いが、MBA取得を目指した大きな動機でした。ケースメソッドは、従来の書籍による学習と比較して、より実践的な学習の機会を提供してくれるという仮説を立てました。そこで、IESEを選びました。入学して6ヶ月経った今、私の仮説は正しかったと確信しています。
さらに、英語以外の言語を学ぶ機会があることも、私の学校選択に影響を与えた要因でした。私は韓国で3年間働き、その間に韓国語を勉強し、韓国語で仕事をしました。この経験から、非英語圏の環境で現地の言葉を話せることの価値を強く実感しました。他の言語、特にビジネスで広く使われているスペイン語を学ぶことで自分のスキルを強化したいと考える中、IESEにBSP(ビジネススペイン語プログラム)というプログラムがあることを知りました。これは、私の学校選びの重要な基準となりました。
IESE MBAは多読と厳しい学問で知られていますが、このプログラムはその評判通りでしたか、プログラムの初期に1年生が成功するために、どのようなアドバイスをしますか
予想通り、IESEではコースワークの一環としてかなりの量の読書が課されるため、朝6時から夜中までケースを熟考し続ける日々が続きます。授業中は、学生同士の積極的な参加とディスカッションが奨励され、精神的なプレッシャーがかかる場面も多々あります。しかし、そのような困難でストレスの多い環境だからこそ、人は大きな成長を遂げることができます。このような瞬間を受け入れ、そこに楽しみを見出すことが、IESEでの学生生活を充実したものにする鍵だと思います。
これまでにIESEで最も楽しんだ授業、クラブ、活動
私はエナジー・クラブのメンバーで、11月にアムステルダムで行われた、同クラブ主催のキャリア・トレックに参加しました。このトレックでは、大手エネルギー企業から新興企業まで、さまざまな企業を訪問しました。各企業の戦略を学び、業界の最新動向を知る機会となりました。さらに、これらの企業が現在直面している課題について話し合う機会もありました。この独特な経験により、教室で学んだことを現実世界の問題に応用することができ、非常に充実した学びの時間を過ごすことができました。
これまでのキャリアで最大の成果を挙げていること
「サステナビリティマネジメント部」と「エネルギートランスフォーメーション戦略室」という2つの重要な組織の設立を主導したことです。これは、社会が持続可能性にシフトしていく中で、各組織が果たすべき役割について考えさせられる決定的な経験となりました。また、組織変革を推進するために社内をどのように調整し、利害関係者を効果的に説得していくかを考えるきっかけにもなりました。