卒業生の進路と地域ごとのキャリアイベント
2023年の就職実績レポートによると、卒業後の進路として業種別には、コンサルティングが47%、金融が24%、テクノロジーが9%、ヘルスケア・エネルギー・小売などから構成されるその他が20%となっています(外部環境の変化により例年より偏った分布となっています)。土地をMBA前から変えた卒業生が45%、業界が63%、職掌が64%となっています。就職実績の詳細については、就職実績レポートをご覧ください。
各地域ごとのキャリアフェア(アジア・ラテンアメリカ)やキャリアトレックがあります。
キャリアトレックは、キャリアディベロップメントセンターと各プロフェッショナルクラブが共同して行うもので、社会科見学に類似しており、試験休み期間などを利用して、バルセロナを離れてその土地を訪れ、IESEの卒業生やエグゼクティブと対話の機会を多数設ける中で、業界への理解を深めたり、ネットワークを構築します。
キャリアディベロップメントセンター
キャリアディベロップメントセンターは、全般的な準備担当、業界担当、地域担当に分かれ、大多数のメンバーがIESE MBAの卒業生です。
日本で就職を検討する場合は、IESE東京オフィスの西田(MBA全般担当)が主担当となります。
キャリアフォーラム
最も大きいキャリア関連のイベントは、キャリアフォーラムで年2回、計100社弱が参加します。
クラブ活動
IESEには、クラブが約70存在し、プロフェッショナルクラブ、リージョナルクラブ、スポーツクラブ、ソーシャルクラブに大別されます。
特に、約25存在するプロフェッショナルクラブは、キャリアディベロップメントセンターと緊密に連携しており、前述のキャリアトレック他、業界ごとのキャンパスにおけるセッションを開催しています。
プロフェッショナルクラブの一例としては、Business Communication Club、Consulting Club、Fintech Club、Women in Business Club、Asia Business Club等です。
通常、多忙な1年生ではなく、2年生がクラブを主導するポジションに就きますが、大きいクラブであれば1年生用にもそういったポジションがありますし、メンバーとして1年生の間から活動に参加することは、どのクラブにおいても十分可能です。
ケースコンペティション
ケースコンペティションは、そのタイミングで実際に生じているビジネス上の課題を企業が学校に持ち込んで、学生有志によって組成される複数のチームがその課題に対応し、各チームのパフォーマンス(主にプレゼン)が当該企業の担当者等から構成される審査員によって審査されるというもので、数多く開催されています。
期間としては、1週間以内の短期間のものが少なくなく、短期集中型です。パフォーマンス次第では、開催企業からのオファーに繋がる場合もあります。
チーム日本卒業生の卒業直後の進路
チーム日本(受験当時日本から出願した卒業生及びその他日本人卒業生)卒業生の過去5年間でのフルタイムの就職実績例は別添の通りです。インターンシップ及び社費派遣元は考慮しておらず、卒業直後の勤務先としてのみ掲載しています。
日本人のキャリア活動
日本人が海外就職を狙うのであれば、キャリアディベロップメントセンターが全体に対して提供している機会や資源を惜しみなく頼るべきです。
他方、日本での就職を目論む場合、MBA採用企業の日本拠点の動き方に準じて日本独自の動きを取ることになります。
具体的には、合格後渡航までの期間にMBA採用企業が開催する壮行会に参加したり、ボストンキャリアフォーラムに参加したり(但し、訪問が必須な企業は限定的)、MBA採用企業の日本拠点がオンキャンパスないしオンラインで開催するセッションに参加したり、などです。
日本に拠点のあるMBA採用企業との密なコミュニケーションを踏まえて得た直近の採用環境に関わる情報を元に、こうした一連の流れについての情報やキャリアカウンセリングを、IESE東京オフィス(西田)が日本人学生に定期的に提供しています。