QS MBAによる、コンサルティング分野におけるIESE MBAの就職事情に関してのインタビューに、キャリアディベロップメントセンターの同分野担当のウィル・フォーソン (IESE MBA Class of 2016)が回答しました。
詳細は以下の通りです(英語の原文はこちらをご覧ください)。
IESE MBAのどの要素が、コンサルティングのキャリアを志す学生に適していると考えられますか。
IESE MBAでは国籍、教育、職業上のバックグラウンドの点でクラスには非常に多様性があり、全学生が1年目の間にケースとプロジェクトに取り組むためにチームに入れられます。己が向き合う課題についての思考法を練り直し、コンサルタントがプロジェクトでクライアントと一緒に働くのと同じように、異なる強さと個性を持つメンバーが所属するチームで働く経験を積めることになるので、コンサルタントを志望するための素晴らしい修練場としての役割を果たしていると思います。
コンサルティングのキャリアに興味がある入学希望者はなぜIESEを検討すべきでしょうか。他校との差別化ポイント(提供できるもの)は何でしょうか。
IESEは他のトップビジネススクールに比べてクラスサイズが小さい(注:1学年350名)のですが、これが大きな利点だと思います。と同時に、最も興味深く最高レベルの戦略コンサルティング会社を引き付けるのに十分な大きさを誇っていますが、他方、キャリアディベロップメントセンターが個人として学生をサポートできる程度に、十分に小さいです。
また、学生は、コンサルティングクラブからも素晴らしいサポートを受けることができます。コンサルティングクラブは、前年にインターンシップ向けのリクルーティングプロセスを経験した上で次の学年を自発的に支援する50人以上の2年生が中心に運営しており、2年制プログラムのIESEならではです。彼らは、翌年の学生にメンターシップ、サポート、そしてトレーニングを提供します。この強固な支援体制は、IESE特有の強い文化を反映しています。
あなたがコンサルティングのキャリアに興味を持っているMBAの学生だったとしたら、あなたはIESE MBAのプログラムについて何を最も楽しんだと思いますか。
IESEでは、クラスでケースメソッドを使用して、多様性を最大限に活用し、より実用的な学習環境を作り出しています。ケースの中身自体も当然重要ですが、ケースメソッドの真の強みは、ビジネスと業界の垣根を超えて問題を解決する方法を教えることだと思います。
昨今の卒業生のどれくらいがコンサルティングの分野で卒業後働くのでしょうか。過去10年間で変化はありましたか。
クラスの約3分の1、つまり約100人の学生です。彼らの圧倒的多数は、キャリアチェンジャーであり、これまでコンサルタントとして働いたことがありません。 IESEの強みを採用の文脈で活用する方法を我々自身が理解してきて、また市場自体が成長しているため、ビジネススクールからこの分野に参入するのは絶好の機会となってきています。
今日の卒業生が必要とするスキルについて、コンサルティング分野の採用担当者から、IESEはどのようなフィードバックを貰っていますか。
コンサルティングファームは、クライアントがより複雑で具体的な問題に直面するのを助けているので、戦略コンサルティングはますます焦点を絞るようになってきています。同時に、今日では企業は通常、戦略コンサルタントやビジネススクールの学生を雇って、優れた戦略チームを保有するようになっています。最大規模の戦略コンサルティングファームは、デジタルトランスフォーメーションに関連する機会を企業が見つけるのに役立つ支援など、より明確に定義づけられたプラクティスを拡大しています。採用という観点では、戦略コンサルタント会社は、強力で包括的な戦略に関わるツールキットとともに、これらの機会を反映して特定のスキルの組み合わせを探しています。