「運命と目的」、オリエンテーションウィークにおける思案

 

今週、キャンパスで370人の興奮冷めやらぬIESE MBA1年生を迎えました。 MBAプログラムのディレクターであるマルク・バディア教授は、講演で感動的なアドバイスを送りました。この記事では、ルーカス・バレット (MBA Class of 2021) が彼の考えを以てそれに応えます。原文(英語)はこちらをご覧ください。

 

MBA Class of 2021のオリエンテーションにおいてマルク・バディア教授は、3つのアドバイスを提供しました。 3つのうち、最初のものが最も興味深く、心に刺さるものでした。

「運命のオーナーシップを掴みなさい:目的を見つけなさい」

「私の目的は何ですか」、「私の人生の意味は何ですか」、「私は誰でしょう」といった質問によって、ビジネスの境界線を超えて哲学のオープンフィールドに我々は誘われますが、それらは人生の意思決定に不可欠なツールであり、あらゆる種類の危機の中においても人々を支える根本的な構造です。 クレイトン・クリステンセンの著書、「あなたの人生をどのように測りますか」、において、金融危機により士気が低下したハーバード・ビジネス・スクールの学生が描かれています。私たちは自分の運命をどのように管理し、人生で私たちの周りに現れるかもしれない高波に引き裂かれないようにすることができるでしょうか。ある時修辞的に質問をした友人を思い出します。漁師が一人で、海で小さなボートに乗って、嵐のど真ん中にいるとき、彼は何を掴んでいますか?

彼自身です。

多くの人が知っていると私が内心確信している、「私は誰でしょう」という質問に係る古典的な調査があります。

Q:あなたは誰ですか?
A:私の名前はルーカス・バレットです。

Q:いいえ。それはあなたの名前であり、あなた自身ではありません。あなたは誰?
A:私はリオ出身のブラジル人です。機械エンジニアであり、IESEでMBAを取得しようとしています。

Q:いいえ!それがあなたがどこから来たか、すなわち、あなたの職業は何であり、あなたはどこで勉強するか、ということです。私はあなたが誰なのかを尋ねています。
A:それでは、どのように答えるべきですか。

長い間この質問について考えた末に、最初に聞いてから耳で鳴り続けている答えにたどり着きました。

それは、私が「本当に持ちたい」と思っている価値観です。

例えば、もし私が正義を求める人なら、選択と行動に正義の価値を持ちたいと思っています。したがって、正義ではない方法で行動する場合、私は正義を求める人なので、明らかに自分自身ではありません。必要なのは、多くの誠実さであり、私が本当に自分の人生に根付かせたい価値は何かを決定する力になります。

これの美しさは、私が過去にやったことでも、自分が持っていることや出身地でもないことです。 自分自身の理想的なバージョンであり、日夜そうなろうと目指しているものです。 自分自身に忠実であることの程度は、私を強くし、嵐に直面するバランスを与えてくれるものです。

目的とキャリアへの情熱を求めている間、あなたにとって最も大切な価値は何かを自問してください。 人生のコンパスとして持ちたい価値と、あなたが誰であるかの定義。 それらは目的と充実感を与えます。 これらは、自分の運命のオーナーシップを掴み、IESE MBAを活用して最善を尽くすことに向かって歩んでいる折に、心に秘めてきた質問です。