IESEテクノロジークラブの共同プレジデントであるアグニルードラ・シクダール(MBA Class of 2021)が寄稿しました。原文(英語)はこちらをご覧ください。
テクノロジーは、太古から人類の進化の最前線にあります。人類の進歩は、我々が経験したイノベーションと広く結びついています。 21世紀のデジタル化とデジタル変革は、分析とデータがこの分野の原動力である組織によって実行され増え続けるビジネス戦略の一部です。データ主導の考え方は、エンジニアリングとビジネスのギャップを埋めるために、ビジネスの世界で最も求められるスキルに徐々になりつつあります。今年のIESEでは、MBA生がテクノロジーセクターで成功するために必要なスキル、経験、適切な知識を身に付けることができるように、テッククラブのリーダーとして貢献できることに興奮しています。
テクノロジークラブ:ビジネスとエンジニアリングの交差点
IESEテクノロジークラブは、会員数の点で学校で2番目に大きいクラブです。協力的で好奇心旺盛な学生メンバーは、この成長のバックボーンです。 テクノロジークラブ 20-21には来年の計画が数多くあります。ここにいくつかの活動を示しましょう。
マスタークラス:学生には、プログラミング、データ分析、人工知能から製品管理まで、多彩なスキルを習得する機会が与えられます。マスタークラスは学生が運営するか、主要な業界トレーニング会社と提携する形で運営されています。
テックトレック:ハイライトの1つは、学生がEUのいたるところにあるGoogle、Uber、Facebookなどのさまざまなテクノロジー企業を往訪し、これらの企業で何が起こっているかについて知り、学ぶ機会があるトレッキングです。
キャリアフェア:IESEキャリアディベロップメントセンターがクラブと協力して開催する年2回のキャリアフォーラムは、IESE生を世界最大級のテクノロジー企業を含む幅広い企業に紹介するのに役立ちます。
メンタリングプログラム:このプログラムは、1年生を先輩と結びつけ、職種、様々な種類のテクロノジー企業、同業界での経験、経験などに関する幅広い話題を理解するのに役立ちます。
キャリアの準備:CVレビューから模擬面接まで、我々の主な目的の1つは、テクノロジーセクターへの移行という目標をメンバーが達成できるよう支援することです。
ケースコンペティション、テックカンファレンス、グローバルリーダーシップトーク:実世界の問題を解決するケースコンペティションは、様々なテクノロジー企業が直面している課題を学生が覗き見できる機会だと信じています。Web Summitなどの関連する会議への参加により、メンバーは、現実の問題を解決すべくブロックチェーンから高度な人工知能までの最新のテクノロジーを活用する革新的な企業に触れることができます。最後に、グローバルリーダーシップトークは、私たちの尊敬するスピーカーが彼らの会社とキャリアからの個人的な学びを拡大する間に直面するリーダーシップに関わる課題への洞察を与えてくれるものです。
テクノロジークラブと私
テクノロジーは常に私が最も愛するものでした。電子通信エンジニアを資格として保有し、本職がデータサイエンティストである私は、テクノロジーがいかに世界をより良い場所にしてきたかという事実に、常に魅了されてきました。私はテクノロジークラブに参加して、私の経験、知識を共有し、仲間から学び、成長しました。これまでの経験は、魔法のようなものでした。
IESEは、コミュニティ主導の学習を促進する学校です。非常に多様な学生コミュニティは、変革の旅全体を通してこれが発動することを保証します。銀行がいかに機能主導であるかということと様々な最先端テクノロジーをどのように適用しているかについて、1年目でブラジルの同級生の1人から多く学んだことをはっきりと覚えています。別の中国のクラスメートは、WeChatが中国のモバイルマーケティングチャネルを変革させるのにどのように役立ってきたかを教えてくれました。
1年目、私は、アムステルダムトレックの運営メンバーの1人で、UberやAdyenなどの会社を訪問しました。訪問は、急速に変化するテクノロジー業界をよりよく理解し、「Fail Fast」、「Be Agile」、「Innovate and Disrupt」という一般的なマントラに精通するのに役立ちました。また、Travel PerkのCEOであるAvi Meir(Travel PerkはEUで最も急成長している新興企業の1つであり、CEOはIESEの卒業生の1人)に、そのような企業を率いて多くの期待を管理した経験を共有してもらいました。 IESEインドビジネスクラブと協力して、OYOリーダーシップチームとのウェビナーを開催し、彼らが持つ様々な課題、機会、野心を理解しました。
知識とスキルセットを強化することに役立った他のイベントは、楽天、Amazon、Googleなどのテクノロジー企業と直接やり取りできたキャリアフェアや、データサイエンスとそのアプリケーションに関わるマスタークラスでした。データドリブンの考え方を発展させる方法と、機械学習とAIが実際の様々なビジネスケースを解決するためにどのように使用されているかを学びました。また、Python、SQLのコーディングセッションに参加したり、Startup&Entrepreneurship Clubとのパートナーシップで開催された、新型コロナウィルスによるロックダウン期間中の、「Escape Confinement Hackathon」にも参加したりもしました。
大きな力に伴う大きな責任
学長であるフランツ・ホイカンプのビジョンによると、 IESEは、「欧州におけるスタンフォード」またはテクノロジー、ビジネス、起業家精神に関連するブランドを目指し、IESEのテクノロジークラブを今年一層充実させることに努めます。現在のリーダーシップチームと理事会メンバーと共に、IESE卒業生がグローバルテック企業におけるリーダーシップの役割を担うことが当然となるようになる状況を目指しています。
最後に、「イースターエッグ」をご紹介します。フィンテッククラブおよびコンシュマーグッズクラブと協力してテクノロジークラブは2月に合同会議を開催します。詳細は、改めてお知らせします。