IESE主導の新興企業は、世界中で72,000人の雇用を創出し、118億ドルの資本を調達

 

原文(英語)は、こちらをご覧ください。

 

IESEコミュニティによって設立された企業は、世界中で72,000人の雇用を創出し、118億ドルの資本を調達しました。

この報告書は、過去20年間のIESEの起業活動の影響を測定し、2030年の同分野の目標を定めています。この数字は、IESEの内部データの分析に基づいており、Crunchbase、Dealroom、PitchBook、LinkedInなどの外部データベースで補完されています。

 


社会への貢献

IESEの学長であるフランツ・ホイカンプは、「起業家精神は、私たちの学校の使命の一部です。私たちは、プロフェッショナルとしての卓越性と奉仕の精神を通じて、深く永続的な影響を与えるリーダーを育成することを目的としています。起業家として成功する人は、真の目的意識を持ち、社会に対して大きな貢献をしています」と述べています。

インパクトレポートのデータをいくつか紹介します。

  • IESEの訓練を受けた起業家により、5大陸で72,000の雇用が創出
  • IESEが設立した企業によって118億ドルの資本が調達
  • IESEの学生の30%が卒業後5年以内に起業
  • IESEの卒業生が起業に投資した金額は7000万ドル

 


プログラムを跨ぐマインドセット

IESEは、1974年にヨーロッパのビジネススクールで初めてMBAプログラムで起業家精神について教えました。それ以来、同校の起業家精神とイノベーションの活動は、質、量、つながり、影響力において成長を続けています。さらに、「起業家的な考え方の価値は、私たちの全てのプログラムや活動を通じて伝わっています」と、IESEのEntrepreneurship and Innovation CenterのAcademic DirectorであるMª Julia Prats教授は指摘します。その一部をご紹介します。

  • 起業家精神の教育と活動を支援する26人の教授と外部協力者
  • 16の起業家精神に関する選択科目
  • 起業家会議、ハッカソン、ワークショップなど、年間90の課外イベント – 5年前の4倍の活動
  • 学校の起業家的エコシステムによって毎年1,400人のIESE学生を支援。

 


最先端の研究に基づいて

IESEの起業家精神部門の責任者であるクリストフ・ゾット教授は、「IESEの起業家精神部門は最先端の研究を展開し、新しく、適切で、影響力のある分野に光を当てています」と述べています。

起業家精神の知識に関する成果には、次のようなものがあります。

  • IESEが欧州委員会、アジアおよびラテンアメリカの政府から選定された22の競争的研究プロジェクト
  • Academy of Management Journal、Administrative Science Quarterly、Strategic Management Journal、Harvard Business Review、MIT Management Sloan Reviewなどの雑誌で、査読付き論文、書籍、研究、ビジネスケースなど年間20件の出版物
  • 書籍のチャプター、テクニカルノート、プロシーディング、査読なしの記事も含めると、長年にわたる総出版数は1,655点

 


学生、卒業生、教授、社会をサポートする先進的なエコシステム

「起業家精神が花開くには、学術的な知識以上のものが必要です。このため、当校では、学生、卒業生、教授、そして社会が起業の夢を実現できるよう支援するエコシステムを構築しています」と、IESEのEntrepreneurship and Innovation Centerのエグゼクティブ・ディレクターであるホセマリア・シオタは言います。

これには、WeStartとWeGrowの指導イニシアチブ、Technology Transfer Group、International Search Funds Institute、Open Innovation Institute、Business Angels Networkなどが含まれます。最近の成果としては、以下のようなものがあります。

  • 起業家精神とイノベーションに関する世界的な指標は、特に過去3年間において、このポジティブな影響を認め、IESEをこの分野における主要機関の1つに位置づけ
  • 世界経済フォーラムは、イノベーションのトピックの共同キュレーターとして当校を選択
  • 欧州委員会はIESEを、新技術のテストと採用を支援する新しいデジタル・イノベーション・ハブの1つの中核的パートナーとして選択

 


国連の持続可能な開発目標に沿った2030年の目標

また、国連の「持続可能な開発目標」のうち3つの目標に沿って、、報告書にて2030年の起業家目標を設定しています。その内容は以下の通りです。

  • 5,000人の起業家のスタートアップ構築と、少なくとも5億ユーロのベンチャー投資調達を支援し、5万人の新規雇用を創出する(国連目標8「ディーセント・ワークと経済成長」)
  • IESEの研究と活動を通じて、世界中の2,000人のC-suiteエグゼクティブに影響を与える(国連目標17「目標達成のためのパートナーシップ」)
  • イノベーションを促進するために、サーチファンド、コーポレートベンチャーリング、技術移転、エンジェル投資に関する200の新しい出版物をリリースする(国連目標9「 産業、イノベーション、インフラストラクチャー」)