もっと大きな夢を:IESE初のLaidlaw女性MBA奨学生たち

原文(英語)は、こちらをご覧ください。

 

世界各国から13人の女性が、授業料全額免除のLaidlaw Scholarshipを得てIESE MBA Class of 2028に加わりました。彼女たちのストーリーからは、機会を得ること、信じてもらうこと、そしてコミュニティの存在によって、何が可能になるのかが見えてきます。本記事は全2回のうちの第1回です。

経済的な障壁が、才能ある女性と世界トップクラスのMBAとの間に立ちはだからなくなったとしたら、何が変わるでしょうか。IESE初のLaidlaw Scholarとなった13人の女性にとって、その問いはすでに現実のものとなりつつあります。

IESE Business SchoolとLaidlaw Foundationによって設立されたLaidlaw Women’s MBA Scholarship Programは、優れた学力とリーダーシップの可能性を持ち、経済的支援の必要性が認められる優秀な女性に、授業料全額免除の奨学金を提供するプログラムです。第1期の奨学生たちは今年9月にIESE Full-Time MBAを開始し、アフリカ、アジア、中東、ラテンアメリカ各地からバルセロナに集まります。彼女たちの経験は、エンジニアリングや製造業、テクノロジーやヘルスケア、コンサルティングや金融、法律、持続可能性、社会的インパクトなど、多岐にわたります。それぞれ異なる道を歩んできた彼女たちですが、この奨学金について語る際には驚くほど共通した言葉が聞かれます。それは、機会、自信、責任、そして「もっと大きく考えてみよう」という力強い後押しです。

 


MBAへの道を可能にする

国際的なMBAの費用は、非常に優秀な候補者であっても、そもそも出願すること自体を断念させる要因になり得ます。何人かの奨学生にとって、授業料全額免除の奨学金は、単に学校選びに影響を与えたというだけではありません。その機会そのものを可能にするものでした。

「授業料全額免除の奨学金があるからこそ、私はここに来ることができました。Laidlawによる投資は、私だけに対するものではありません。私が生まれ育ち、活動してきたコミュニティへの投資でもあります。私は、特に新興国の女性に対して、通常は閉ざされている扉を開くことで、その期待に応えたいと思っています」

— ラウラ・ハルジャント(インドネシア)

ラウラ・ハルジャントは、非営利セクターで6年間働いてきました。直近では、インドネシアの地方自治体と協力し、より循環型の廃棄物管理システムの構築に取り組んでいます。彼女はMBAを、現場で得てきた学びをビジネスのフレームワークと照らし合わせ、構造的な環境・社会課題に対する実践的な解決策を生み出すための機会と捉えています。

エネルギーとインフラを専門とするナイジェリア人投資銀行家のピース・ボサにとっても、この奨学金は人生を大きく変えるものです。

「Laidlaw Scholarに選ばれたことで、それまでなら到底実現できなかった形で、IESEでMBAを取得することが可能になりました。経済的な支援だけでなく、私を信頼してくれているという、とても大きな後押しでもあります」

— ピース・ボサ(ナイジェリア)

 


より少ない不安で、大きな夢を描ける自由

経済的な自由は重要です。しかし奨学生たちは、それよりも目に見えにくい変化についても語っています。それは、より大きな未来を思い描いてもいいのだと思えることです。

「Laidlaw Scholarに選ばれたことで、もっと大きな夢を描く自由を得ることができました。制約を心配する代わりに、新しい機会を探し、リスクを取り、IESEが提供してくれるすべてのものを最大限に受け入れることに集中できます」

— カラ・ハン(カナダ/中国)

カラ・ハンは15歳のときに内モンゴルからカナダへ移住し、その後、小児病院のゲノムセンターでバイオインフォマティクスの専門家となりました。IESEでは、どの科学的課題に注目し、どの分野に投資するのかを決める戦略的意思決定に、より近い立場で関わることを目指しています。

ペルー出身の経済学者ミレネ・サルセド・オリウエラは、投資、コンサルティング、小売戦略に携わったほか、Special Olympics Chileでリーダー職を務めるなど、多様なキャリアを歩んできました。彼女もまた、長年抱いてきた目標に踏み出す前にためらうとはどういうことかを知っています。

「MBAのことは最初の仕事に就いた頃から考えていました。でも、実際に挑戦しようと考えるたびに、先延ばしにする理由を見つけていました。今振り返ると、あまりにも大きな夢を見ることが怖かったのだと思います。Laidlawのような奨学金は経済的な負担を軽減し、私たちがもっと少ない不安で夢を描けるようにしてくれます」

— ミレネ・サルセド・オリウエラ(ペルー)

ミレネにとって、この奨学金は、自身のこれまでの歩みを可能にしてくれた女性たちへの敬意を表すものでもあります。中でも特別な存在が母親です。ミレネが2歳のときに夫を亡くしながらも、子どもたちに教育を受けさせるという決意を持ち続けました。

 


評価されること、そして責任を負うこと

奨学生たちの間では、感謝の気持ちと責任感が密接に結びついています。彼女たちは、この奨学金を単に過去の実績が評価されたものとは考えていません。他の人々にも機会を広げていくという責任を伴うものとして捉えています。

「私は『長女の長女の長女』として、私より前の世代の女性たちの強さ、レジリエンス、そして犠牲を間近で見てきました。私自身の歩みが、他の女性たちに、もっと大きな夢を描き、勇気を持って応募し、重要な意思決定が行われる場に自分もいるべきなのだと信じてもらうきっかけになればと思っています」

— ノルハン・ファーミー(エジプト)

ノルハンのキャリアは、コンサルティング、マーケティング、イノベーション、持続可能性と、複数の分野にまたがっています。彼女がIESEを選んだ理由は、ケースメソッド、国際的なコミュニティ、そして責任あるリーダーシップを重視していることです。そこは、異なる視点が単に歓迎されるだけではなく、学びに不可欠なものとされる環境です。

インド出身の戦略・テクノロジーコンサルタント、アディティ・ソニも同様に、この奨学金を、地位ではなく他者への貢献を基盤とするリーダーシップが評価されたものだと捉えています。

「私にとってLaidlaw Scholarshipは、知名度や肩書ではなく、他者への貢献、内省、そして長期的なインパクトに根ざしたリーダーシップを評価するものです。それは、私自身が目指しているリーダー像と深く重なっています」

— アディティ・ソニ(インド)

法律分野でキャリアをスタートし、その後金融のプロフェッショナルとなったナイジェリア出身のブレッシング・オルトイェも、この奨学金を励ましであると同時に、他者への責任を伴うものと考えています。

「Laidlaw Scholarに選ばれたことは、私にとって非常に大きな肯定の意味を持っています。人生の中で何か新しいことへ大きく踏み出そうとしているこのタイミングで、自分の存在を認めてもらい、支えてもらい、信頼してもらえたということです。この奨学金を、特別な機会であると同時に責任でもあると考えています。この機会を最大限に生かし、やがては私自身も他の人々のために機会を生み出していきたいと思っています」

— ブレッシング・オルトイェ(ナイジェリア)


経済的支援を超えて

Laidlawで得られる経験は、授業料の支援だけにとどまりません。奨学生たちは、倫理的なリーダーシップと社会への前向きなインパクトに取り組む女性たちのコミュニティに加わります。

IESEではさらに、それぞれに合わせたキャリア開発支援、女性プロフェッショナルによるメンタリング、ネットワーキング、リーダーシップとコミュニケーションに関するワークショップ、そして持続可能性と社会的責任に焦点を当てたインパクト・プロジェクトなどの機会も提供されます。

こうした「機会」と「コミュニティ」の組み合わせは、IESEとLaidlaw Foundationが共有する一つの信念を反映しています。才能が経済的な事情によって制限されるべきではなく、リーダーシップ教育は、人々が他者に貢献できるようにするものであるべきだ、という信念です。

自分にはふさわしいプロフィールがあるのだろうか、IESE MBAは本当に自分にも手が届くものなのだろうかと迷っている女性に対して、IESE初のLaidlaw Scholarたちが伝えるメッセージは明確です。始める前から、自分自身を候補から外さないでください。勇気を持って出願することが、かつては不可能に思えた機会へとつながる最初の一歩になるかもしれません。

Laidlaw Women’s MBA Scholarship ProgramおよびIESEのフルタイムMBAについて詳しく知り、自分が生み出したいインパクトに向けて次の一歩を踏み出すには、入学審査チームにご相談ください