去る2021年9月27日、IESEでは、大学院大学至善館と合同で、「Corporate Venturing: How do big corporations effectively collaborate with startups to foster innovation?」と題したイベントを卒業生向けに開催しました。
様々なビジネス分野において、社内のイノベーションを起こす手段として、大企業がスタートアップ企業と連携するケースが増えています。例えばディープテック系スタートアップへの投資額は、世界で2016年の150億ドルから2020年には600億ドルと、5年間で4倍に増加しています。しかしながら、このような盛り上がりの一方でこうした取り組みが様々な壁に直面することもまた指摘されています。
IESEではEntrepreneurship and Innovation Center(EIC)というリサーチセンターがあり、オープンイノベーションに関する知見を蓄積していますが、EICのエグゼクティブ・ディレクターであるホセマリア・シオタが今年、日本、韓国、中国、シンガポール、インドなどアジアの大企業50社以上に対してオープンイノベーションの取り組みについてのインタビューを実施し、それをまとめたレポートを発表しました。
本セッションでは上記レポートを踏まえて、日本企業が抱える課題を世界並びにアジアの文脈の中で活発に議論しました。