*本サイトの性質に鑑み、施設の固有名詞を記載していない箇所があります。必要に応じて日本人在校生が運営する非公式ホームページもご覧ください。また、合格者には合格後一層細かい情報が提供されます。
キャンパス
バルセロナは、都市としての利便性、地中海沿いの明るい気候、食文化、治安の良い住宅地へのアクセスがそろった、MBA生活を送るうえで非常に魅力的な街です。IESEのキャンパスはバルセロナ北西部の落ち着いたエリアに位置し、街と海を見渡せる環境にあります。
MBAの授業は主に南キャンパスで行われ、北キャンパスはExecutive Educationで使われることが多いです。最寄り駅はFGCまたは地下鉄のReina Elisendaで、街の中心部まではバス等で約20分、空港まではタクシーで約20〜25分です。
- 南キャンパス Av. Pearson, 21, 08034 Barcelona (Spain)
- 北キャンパス C/Arnús i Garí, 3-7, 08034 Barcelona (Spain)
気候
バルセロナは地中海性気候で、年間を通じて比較的温暖です。年間日照日数は多く、雨も東京と比べると少なめです。6月から9月にかけては日差しが強く、日中は暑くなりますが、冬でも厳しい寒さになることは多くありません。
治安
バルセロナは、日常生活を送るうえでは総じて安全な都市です。特にIESE周辺のPedralbes、Sarrià、Sant Gervasiなどは落ち着いた住宅地で、家族帯同の学生にも人気があります。
一方で、スリや置き引きには注意が必要です。混雑したバス・地下鉄、観光地、レストランのテラス席、スーパーや買い物帰りなどでは、スマートフォンや財布を狙われるケースがあります。貴重品は体の前で管理する、ポケットにスマートフォンを入れっぱなしにしない、荷物で両手がふさがる状況を避ける、宿泊先では貴重品を見える場所に置かない、といった基本的な対策が有効です。
公共交通機関
バルセロナは、バス、地下鉄、FGC、トラム、タクシーが充実しており、車がなくても生活しやすい都市です。公共交通機関はおおむね使いやすく、アプリや電光掲示板で運行状況を確認できます。タクシーも比較的利用しやすく、配車アプリも活用できます。
IESEは街の中心部から少し離れた丘側にあるため、住むエリアによって通学時間や移動手段が変わります。SarriàやPedralbes周辺であれば徒歩・バス・電動キックボード等で通いやすく、GràciaやEixampleに住む場合は、公共交通機関を組み合わせて通学することが多くなります。学生の中には、通学や市内移動のためにバイク(moto)や電動スクーターを利用する人もいます。
空港
バルセロナの空港はエル・プラット空港で、ターミナル1またはターミナル2を利用します。市内へのアクセスには、空港バス、地下鉄、タクシーなどがあります。空港バスはスペイン広場やカタルーニャ広場方面へ向かう際に便利で、タクシーを使えば荷物が多い到着直後でも移動しやすいです。
住居
住居探しは、バルセロナ生活の立ち上げで最も重要なテーマの一つです。合格後に提供される情報、在校生からの情報、不動産会社、学生寮、物件サイトなどを活用しながら、自分に合った住居を探すことになります。
住居探しでは、エリア、通学時間、家賃、契約期間、家具・家電の有無、インターネット、解約条件、デポジット返還条件、大家・管理会社の対応などを確認することが重要です。人気物件は早く埋まりやすく、夏は不動産会社や大家の休暇とも重なるため、渡航直前に探し始めると選択肢が限られることがあります。7月中には問い合わせや条件整理を始め、可能であればビデオ内覧や契約条件の確認を進めておくと安心です。
Sarriàは、IESEに近く、静かで治安の良い住宅地です。家族帯同の学生にも人気があります。スーパー、薬局、パン屋、食材店、公園などがそろっており、落ち着いた生活を送りやすい一方、家賃は比較的高めです。
Sant Gervasiは、IESEと市内中心部の中間に位置し、住宅地としての落ち着きとアクセスの良さのバランスがあります。FGCを使えば中心部にも出やすく、生活利便性も高いエリアです。
Gràciaはカフェ、バル、レストラン、小さなショップが多く、街歩きが楽しいエリアです。単身者や外食・イベントを楽しみたい学生に人気があります。広場周辺は夜に賑やかなこともあるため、騒音が気になる人は通りや建物の位置を確認するとよいでしょう。
Eixampleは、中心部に近く、交通、買い物、外食の選択肢が多いエリアです。部屋が広めの物件もありますが、IESEまでは通学時間がやや長くなることがあります。
Les Cortsは、IESEにも市内中心部にも比較的アクセスしやすく、ショッピングモールや生活施設もあります。エリアによって雰囲気が異なるため、実際の通学経路や夜の雰囲気も確認すると安心です。
単身者の場合、学生寮やサービスアパートメントも選択肢になります。IESE近くの寮は通学時間を大きく節約でき、特に1年目の忙しい時期には便利です。一方で、食事時間や共用設備、居住者層、騒音、キッチンの有無などは寮によって異なります。自炊を重視するか、通学時間を重視するか、プライベート空間を重視するかによって向き不向きがあります。
買い物・生活用品
日常の買い物には、Mercadona、Carrefour、Caprabo、Aldiなどのスーパーが利用できます。野菜や果物を重視する場合はAmetller Origen、生活用品や電化製品まで一度に見たい場合はEl Corte Inglés、スポーツ用品やヨガマットなどはDecathlon、家具や日用品はIKEAが便利です。
Sarriàをはじめ各居住地区には、スーパー、惣菜店、薬局、パン屋、八百屋などがあり、日常生活に必要なものはおおむね近所でそろいます。日曜日は多くの店が閉まるため、週末の買い物は土曜日までに済ませておくと安心です。
日本食・アジア食材については、バルセロナ市内に日本食材店やアジア系スーパーがあり、米、調味料、冷凍食品、麺類、菓子類などを入手できます。価格は日本より高めですが、日常的な自炊に必要なものはかなりそろいます。オンラインショッピングではAmazon.esなども利用されます。
医療
IESE MBAでは、学生本人向けに医療保険が用意されています。診療、入院、出産、小児科、婦人科など幅広くカバーされ、家族も任意で加入できる場合があります。保険の内容や自己負担の有無、対象範囲は年度によって変わる可能性があるため、最新の案内を確認してください。
バルセロナには私立病院やクリニックが多く、英語で対応できる医師もいます。ただし、受付や予約、検査、薬局でのやり取りではスペイン語・カタルーニャ語が必要になることもあります。症状を英語またはスペイン語で簡単に説明できるようにしておく、保険アプリや病院アプリの使い方を確認しておく、必要に応じて医療通訳や日本語対応経験のある医療機関を活用する、といった準備があると安心です。
歯科は保険の対象外または自己負担となることが多いため、渡航前に日本で歯科検診を済ませておく学生もいます。
パートナー
パートナーの生活スタイルは、子どもの有無、語学、仕事、趣味、現地での活動方針によって大きく異なります。パートナーは、IESEの一部クラブ活動、Business Spanish Program、MBAパートナーズアカデミックプログラム等に参加できる場合があります。パートナー向けアカデミックプログラムは、年間を通じて、IESEの教員やスタッフがパートナー向けに特別に提供する様々な学術セッションを含み、例えばCVの作成、LinkedInのプロフィールの作成、コミュニケーション戦略、リーダーシップ等を取り扱います。
バルセロナ市内にはスペイン語学校、料理、フラメンコ、アート、スポーツなどの習い事も多くあります。MBA生活は学生本人にとって非常に忙しい一方、パートナーにとっても新しい生活環境への適応が必要になります。渡航前から住むエリア、日中の過ごし方、語学、医療、子育て、交友関係について話しておくとスムーズです。
子育て
バルセロナは子ども連れに比較的寛容な都市で、公園、歩道、公共交通機関、カフェやレストランなど、子どもと一緒に過ごしやすい環境があります。保育園・学校の選択肢としては、公立保育園、コンセルタド、インターナショナルスクール、日本人学校などがあります。
学校・保育園選びでは、言語、通学距離、学費、入学時期、空き状況、カリキュラム、給食、送迎方法などを確認する必要があります。公立・準公立ではカタルーニャ語が中心になることがあり、インターナショナルスクールは英語環境を重視する家庭に選ばれます。IESE周辺やSarrià、Sant Gervasiには家族帯同の学生が住みやすいエリアが多く、学校・病院・公園へのアクセスも考慮して住居を選ぶとよいでしょう。
食事
バルセロナは、スペイン料理、カタルーニャ料理、タパス、ピンチョス、パエリア、シーフードに加え、日本料理、アジア料理、中東料理、エチオピア料理など、多様な食文化を楽しめる都市です。
IESEでは、各国のクラブがディナーを開催し、社交と各国料理を楽しむ機会も多くあります。スペインでは夕食の時間が日本より遅く、レストランの開店時間も遅めです。1年目は学業が忙しいため、自炊、学食、デリ、外食、デリバリーを組み合わせながら生活する学生が多いです。
世界遺産
「アントニ・ガウディの作品群」が、1984年にユネスコの世界遺産に登録されています(2005年に範囲拡大)。これには、着工から140年近くたった今も建設が進むサグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、グエル公園、グエル邸が含まれます。
これと併せて、アントニ・ガウディと同時期に活躍したルイス・ドメネク・イ・モンタネルが遺した「カタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」も、1997年に世界遺産に登録されています。
フットボール(サッカー)
FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウはIESEから徒歩で20分超で、約100,000人を収容します。入場券購入には、公式サイトが一番です。欧州その他主要リーグより、チケット購入の敷居ははるかに低いです。試合の1-3日前の購入で十分ですし、むしろ価格が下がってくる頃合なので、その頃の購入がお勧めです。価格は、試合の重要性によって変動します。
レアル・マドリードとの伝統の一戦である「エル・クラシコ」のチケット購入には、ウェブサイト上での長蛇の列での待ち時間を覚悟する必要がありますが、これはチャンピオンズ・リーグ等を含めてみても極めて例外的です。
美術館・博物館
世界遺産登録物件以外にも、カタルーニャ美術館、ピカソ美術館、ミロ美術館、海洋博物館、自然史博物館など、多岐にわたる選択肢があります。各月の第一日曜日は無料で入場できる施設が多いです。
バルセロナ郊外
バルセロナ郊外に約50キロにわたって連なる山脈に位置するモンセラートは日帰りの旅の目的として理想的です。ハイキングも楽しめますし、11世紀に建造された修道院であるサンタ・マリア・モンセラート大聖堂を探索することもできます。そこからの長めは圧巻で、他で見ることのできない岩山をいくつか見ることができます。
タラゴナも有力な候補でしょう。ローマ時代には、イベリア半島の中心地として繁栄した歴史を持ち、その頃の歴史を感じることができる円形競技場や大聖堂などが残っており「タラゴナの考古遺跡群」としてユネスコの世界遺産に登録されています。
4月には既に温暖な気候ですので、週末のビーチは人で溢れかえります。もし人がいささか少ない環境を望むのであれば、地元民は海岸沿いの小さな街を推奨するでしょう。レンタカーでコスタ・ブラバに出かけるのは特に王道です。2時間以内のドライブで、砂と岩にあふれた小さなビーチに繰り出すことができますし、地元民にとっては夏の週末の過ごし方の典型でもあります。
生活費
バルセロナは欧州の大都市の中では比較的コストパフォーマンスが良いとされていますが、近年は家賃や物価の上昇もあり、住居費が生活費全体に占める割合は大きくなりがちです。
生活費は、単身か家族帯同か、住むエリア、住居の広さ、外食頻度、旅行頻度、子どもの学校・保育園の有無によって大きく変わります。特に到着直後は、デポジット、仲介手数料、初月家賃、家具・生活用品、SIM、交通費、外食費などが重なります。月々の生活費だけでなく、初期費用としてまとまった資金が必要になる点も見込んでおくと安心です。
日本からの送金には、Wise、Revolut、銀行送金など複数の選択肢があります。手数料、為替レート、送金上限、着金までの日数はサービスによって異なるため、最新情報を確認してください
ビザとNIE
合格後、Type Dのビザを居住国で申請し、入国後30日以内にNIE(外国人身分証明番号)取得の手続きを開始します。NIEは、スペインに3ヶ月以上滞在する外国人に対して発行され、取得は必須です。警察署にてNIE取得を行うためのアポイントをインターネット上で取得し、Empadronamiento(住民登録)、必要書類の取得を進めます。その後、警察署で必要書類を提出し、指紋登録を行います。約30日待つと、NIEが記載されたTIE(外国人身分証明カード)が発行されます。
渡航時に持ってくると良いもの
バルセロナでも多くの生活用品は購入できますが、日本から持ってきた方がよいものもあります。たとえば、常備薬、使い慣れた化粧品、歯科用品、子ども用品、日本語の書籍、スーツや就職活動用の服、変換プラグ、予備のクレジットカード、SIMロック解除済みの予備スマートフォンなどです。
一方で、家具、家電、日用品の多くは現地で購入可能です。バルセロナの住居は家具付きのことが多いため、持ち込みすぎず、到着後に必要なものを買い足す方が効率的な場合もあります。
SKIESE
例年2-3月頃に、スペイン国内のラ・モリーナもしくはスペインとフランスに挟まれた小国アンドラに、スキーとパーティーを楽しむ2泊3日の小旅行がSKIESEです。暑いというイメージが蔓延りがちであろうスペインですが、ウィンタースポーツも充実しています。
マルチカルチ
例年2-3月頃に行われるIESEの国際性を象徴する国際文化祭がマルチカルチです。学生が国別/地域別にブースを出して自国の料理を振る舞ったり、ステージ上で国別のパフォーマンスを披露したりします。日本食と日本のダンスパフォーマンスは、常に人気の的です。
Spring Games
例年4月頃に開催する、IESEが主催し欧州各国のビジネススクールの学生が参加する、欧州MBAで最大級の大運動会がSpring Gamesです。サッカー、ビーチバレー、ラグビー、セーリングの他、競技項目は多岐にわたります。
ジャパントレック
日本人を中心とした学生有志が、110-120名以上の外国人の大群を引き連れて卒業間際の4月末に、日本を縦横無尽に約1週間旅行する、IESEにおけるMBA生活の集大成とも言えるイベントが、ジャパントレックです。通常、あらゆるトレックの中で最たる人気を誇ります。
BOW
毎週木曜日の深夜にバルセロナ市内のバルやクラブで開催されるのが、BOW (Bar of the Week)です。日頃付き合いの薄い学生と知り合ったり、リフレッシュする貴重な機会です。深夜開始なので、短時間のみ留まり帰路に着く学生から、別の場所に踊りに行く人まで様々で、時折教授を見かけることもあります。




























