IESE MBA Class of 2020のエリザベス・ヴィルトゲン・マンセボが寄稿しました。原文(英語)はこちらをご覧ください。
IESE MBAの旅がついに終わりました。もちろん、MBA Class of 2020の学生達は、「コロナクラス」として認知されることを予想していませんでした。卒業式は翌年に延期され、日本への卒業旅行はキャンセルされ、送別会は決して起こりません。最悪だったのは、世界各地の友人にちゃんとお別れの挨拶をを言う機会がなかったことです。
過去数週間に起こった全ての事実にもかかわらず、私は過去19か月間のIESEでのMBAの旅を振り返っていました。主な結論としては、ここに来たことは私の人生の最良の決定でした!次に、それがなぜであるか、そして私が学んだ大事な内容は何かを説明します。
国際的な視点の開発
グローバルなMBAプログラムとして、IESEの授業は、世界中の企業や機関におけるビジネスの事例を提示します。シラバスに表示されるコンテンツとは別に、多くの国からの学生がいることで、教室内外での議論が確実に充実します。その上、欧州にいたことで、いくつかの国を訪問し、彼らの地元の文化に触れることができたことも、重要な要素でした。
この2年間の国際的な経験から、問題や状況を分析する際に、以前よりも広い視野を持っていることに気づきました。
例えば、現在の危機を分析するにあたり、世界各地で何が起こっているのか、なぜそれが起こっているのか、地域の文化がこれらの地域の新型コロナウィルスへの対処法と近い将来の展望にどのように影響するのかをより理解できます。 MBAの同級生に、現地の方々の視点を尋ねることもできます。 2年前の私は、この危機とそのブラジルへの影響を非常に狭い視野で分析していたことでしょう。
重要な役割を果たす多様性
MBA Class of 2020年では、50を超える国籍と幅広いキャリアバックグラウンドを発見することができます。留学生はクラスの85%です。
このような多様な環境に晒されたことで、文化的な偏見が大幅に軽減されました。 IESEでは、8人から10人のチームに分かれています。最初の1年間は、この同じチームで毎日連携します。私の最愛のチームA3では、スペイン、ドイツ、北米、中国、インド、ペルー、ブラジルの7つの国籍の8人のチームメートがいました。彼らから多くを学びました! MBAに入学する前に、自分がどれほど文化的な偏見を持っているかを知りました。私が最初に持っていたいくつかの一般的な信念は次のようなものです。「中国人は恥ずかしがり屋で内向的である」、「ドイツ人は常に時間を心配する」、「米軍のアメリカ人は失例を欠きがちだ」。 IESEでの最初の頃の経験で、これらの考え方は全部間違っていることが判明しました。
自分と同じ近所で生涯を過ごしてきた人よりも、世界の裏側で生まれ育った人に似ていることに気づきます。共通の価値観は、人々の間に強い絆を作るものです。出身地は関係ありません。
アイデアを共有し、他の人と話し合うために、よりオープンになること
IESEはビジネスケース方式を大多数のコースに適用します。このアプローチでは、教授が教室で議論と学生の参加を促します。私は生涯ブラジルで勉強していたので、学生としてより受動的なアプローチを取ることに慣れていました。大学では、授業の終わりにメモを取り、時々質問をしていました。しかし、ケースメソッドは、状況の様々な要素を調査し、解決策を構築するための分析スキルとアプローチを開発させるものでした。また、アイデアについて話し合ったり、同じ問題に対する様々なアプローチを聞いたりできるようになりました。問題を解決するには、常に多彩な方法があります。そして、それを解決するためのあなたの方法が常に最も効果的なものになるとは限りません。
不可避なネットワーキングを楽しむ方法を学びこと
プロフェッショナルのネットワークがより多くのビジネス機会、イノベーション、そして一層大きな権威につながることを示す多くの研究があります。私のMBA中に、ネットワーキングに関する基本的な概念と、それを楽しむ方法を学びました。 IESEとプロフェッショナルクラブは、ネットワークに参加する多くの機会を与えてくれました。たとえば、キャリアフェア、ゲストスピーカーのプレゼンテーション、様々な国の企業を訪問するキャリアトレック、企業のネットワーキングイベントなどです。各業界や地域の人々とのプロフェッショナル関係の構築は、私の学習経験の重要な部分でした。
コミュニティ意識の養成
IESE MBA入学の数週間後、私は高い帰属意識を養いました。 MBAコミュニティとは何か理解できました。私を助けてくれ、経験を共有してくれる人に囲まれていました。採用プロセスを支援するために2年生または卒業生にアプローチするために、特に多くの障壁はありませんでした。教授とは気軽に話をすることができ、学生に常に門戸を開いていました。私の同級生は素晴らしいキャンパス環境を構築しました、そしてそれは間違いなく私が喪失感を覚えるものとなるでしょう。
MBAの同級生とキャンパス内外で共に過ごした経験と、過去2年間に築いた関係は、MBAの旅から得られる最も貴重なものです。
これらの全ての学びが、2年を経て、私が一層良い人間になるのに役立ったと確信しています。 IESEコミュニティに参加できることをいつも誇りに思っています!そして、IESEが学生に提供する経験を改善し続け、より多くの人々が私のような素晴らしい旅を体験できるようになることを願っています!
私のMBAの経験に何らかの形で貢献してくれた皆さんにとても感謝しています。
IESE MBA 2020のクラスメートの皆さん、おめでとうございます!