この秋、IESEの歴史上最大のMBAクラスであるMBA Class of 2023の386名の学生をキャンパスに迎えることになりました。IESE MBA Class of 2021のクラスプレジデントであるCatherine VeraとバイスプレジデントのHakan Karabeyが、IESEで過ごした日々を回想し、新入生へのアドバイスを語ってくれました。原文（英語）はこちらをご覧ください。
初日から、MBAはエネルギー、活動、そして出会うべき人々に満ち溢れています。読まなければならないケースがあまりにも多く、登録しなければならないグループも無数にあり、行くべきイベントも尽きることがありません。どんなに社交的な人でも、圧倒されてしまいます。
今、MBAを振り返ってみると、それがいかに特別なものであったか、そしてそれがいかに早く過ぎ去ったかがわかります。IESEを卒業して離れるまでは、立ち止まってすべてに感謝する時間はありません。貸借対照表を作成するのに忙しかったり、様々なセクションの夕食会に出入りしたりします。プログラムは一時的なもので、バルセロナでの生活に終わりがあり、気がつけばクライアントとのミーティングの合間に、新入生に向けてブログ記事を書いているということを忘れてしまうのです。
この秋、あなたは個人的な冒険に出発します。笑いと混乱と興奮に満ちた、旋風のようなものを感じることでしょう。時には、このプログラムが永遠に続けばいいのにと思うでしょうし、時には、なぜ自分がバルセロナに来たのかと思うでしょう。実際には、皆さんは同じような浮き沈みを経験することになりますが、それこそが、これからの2年間が皆さんの人生にとって非常に重要なものになる理由の一部なのです。
確かなことは、皆さんの人生の全てが変わるということです。クラスの全員が、実家、仕事、友人、家族から離れていきます。そして、信じられないほど多様なクラスに放り込まれ、見知らぬ人たちとグループになり、予想以上の仕事を与えられ、想像以上のパーティーに招待されるのです。
私たちが皆さんにアドバイスするのは、このチャンスを生かすことです。この素晴らしい機会を利用して、自分を変え、できる限り多くのことに挑戦してください。新しい経験の波に乗り、さらにそれを増やしてください。振り返ってみると、この時期は、失敗してもいい、まさに実験の場であったことに気づくでしょう。
皆さんには、母国でできることは何もせず、自分が望んでいることだけを追求してほしいと思います。 様々なスポーツに参加したり、異なる文化を持つ人々と出会ったり、珍しいグループに登録したりしてください。心を開いて、イエスと言って、自分の知っていることを全て捨ててください。誰もが、バルセロナでの滞在中にやっておきたかったことを長いリストにして卒業していきます。私たちは、そのリストができるだけ短くなることを願っています。
私たちは、スペインの美しい都市を訪れたり、バルセロナの全てのバルでベルモットを飲んだりすることだけを意味しているわけではありません。自分の偏見を疑い、他人の意見に耳を傾け、習慣を変え、周囲の人たちと真摯に向き合うこともお勧めしています。不快なことは何でもやってみましょう。できたらいいなと思うことにはすべてイエスと言う。
ここまでくると、まるで親が子供に語りかけるように聞こえるかもしれませんが、このアドバイスはたいてい忘れられてしまいます。また、私たちがあなたの立場にいたときは、NIEの取得に気を取られていて、昔の卒業生の話に耳を傾けていませんでした。
しかし、もしあなたがこのアドバイスのほんの一部を受け入れたなら、私たちはあなたが失望しないことを約束します。2年後、静かに座ってIESEのことを思い出しているときに、この変化があなたの顔に微笑みを与えてくれることでしょう。
これからの2年間、皆さんのご活躍をお祈りします。「イエス」と言うことを忘れないでくださいね。