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IESEのEntrepreneurship and Innovation Centerが発表した最新のImpact Reportによると、過去25年間にIESE卒業生が設立したスタートアップは、10万人を超える雇用を創出し、247億5,000万ドルの資金を調達するとともに、Lazada、Letgo、Perk、Multiverse Computingという4社のユニコーン企業を生み出しています。
- ユニコーン企業:4社
- 創出した雇用:10万人超
- 調達資金:247億5,000万ドル
- 創業者:約3,800人
過去25年間を対象とするこれらの数字は、IESE卒業生による起業活動の規模を示す一つの指標です。そこには、事業を立ち上げ成長させてきた数千人の創業者から、ユニコーン企業へと成長した卒業生創業の4社までが含まれています。
IESEにおいて、起業とは単に会社を設立することだけを意味するものではありません。それは、リーダーが機会を見いだし、チームをつくり、ビジネスと社会のために価値を創出することを可能にする「マインドセット」です。
ユニコーンへの4つの道のり
4社のユニコーン企業は、それぞれ異なる業界、市場、世代のIESE卒業生によって生み出されています。
Lazadaは2012年に東南アジアで設立され、IESE MBA Class of 2011の卒業生であるジェラルド・グラウエルトが共同創業者の一人です。このEコマース企業は東南アジア各地へ事業を拡大し、同地域を代表するオンラインショッピング・プラットフォームの一つへと成長しました。
Letgoは、IESE MBA Class of 2006の卒業生であるエンリケ・リナレスが2015年に共同創業した中古品売買のマーケットプレイスです。サービス開始からわずか502日で企業価値10億ドルに達しました。その後、国際的に事業を拡大し、2020年には米国のマーケットプレイスOfferUpに買収されました。
Perk(旧TravelPerk)は、IESE MBA Class of 2011の卒業生であるアヴィ・メイアが共同創業した、法人向け出張管理を手掛ける企業です。バルセロナを拠点とする同社は、2022年にユニコーン企業となりました。
最も新しくユニコーン企業となったのが、IESE MBA Class of 1990の卒業生であるエンリケ・リサソが共同創業したMultiverse Computingです。サン・セバスティアンを拠点とする同社は、量子コンピューティングと人工知能の技術を開発しており、2026年にユニコーン企業となりました。
この4社は、Eコマースやオンライン・マーケットプレイスから、法人向け出張管理、量子コンピューティング、人工知能に至るまで、さまざまな地域や業界でIESE卒業生が多様な企業を生み出していることを示しています。
起業を支援して28年
Entrepreneurship and Innovation Centerは1998年に設立されましたが、IESEの起業家教育への取り組みはそれよりもさらに長い歴史を持っています。IESEは1974-1975年度に起業家教育をMBAカリキュラムに導入し、MBAで起業家教育を行った欧州初のビジネススクールとなりました。
センター設立から28年間で、その活動はさまざまな段階にある起業家、イノベーター、投資家を支援するものへと拡大してきました。
現在では、新たな事業を立ち上げ成長させる起業家、科学的発見や技術を研究室から市場へと送り出す科学者やエンジニア、企業内イノベーションを推進する経営幹部、投資に関する専門性を高めるビジネスエンジェル、そしてサーチファンドを通じて企業を買収し成長させる起業家などを支援しています。
Entrepreneurship and Innovation Centerのアカデミック・ディレクターであるトーマス・クルーター教授は、次のように述べています。
「起業家精神とは、スタートアップのプロジェクトを通じて、あるいは既存企業の中で、新たな機会を形づくり、発展させ、成長させる能力です。起業家的なマインドセットの価値は、私たちのあらゆる活動を通じて伝えられています」
ユニコーン企業だけではないインパクト
4社のユニコーン企業は、起業活動の成長を示す一つの指標ですが、それらははるかに大きなコミュニティの一部にすぎません。今回のデータには約3,800人のIESE卒業生の創業者が含まれており、その企業はさまざまな成長段階にあり、世界各地の市場で事業を展開しています。
創出された雇用と調達された資金も、その規模を示す別の指標です。今回のデータが対象とする25年間で、IESE卒業生が設立したスタートアップは10万人を超える雇用を創出し、247億5,000万ドルを調達しました。
これらの数字はまた、IESEが起業家精神をより広く捉えていることも示しています。起業家的なマインドセットは、会社を設立することだけにとどまりません。新規事業の開発、研究成果の事業化、企業への投資、企業の買収と成長、さらには既存の組織内で新たな機会を追求する際にも活用できます。
研究およびPhDプログラム担当アソシエイト・ディーンのガイスカ・オルマサバルは、次のように指摘しています。
「真の目的意識を持った起業家は、社会に大きく貢献します」
4社のユニコーン企業は、こうしたより大きな全体像の一部です。それは、Entrepreneurship and Innovation Centerによる28年間の活動、そしてそれをはるかに上回る長い歴史を持つIESEの起業家教育・起業支援の歩みから生まれた成果なのです。

