世界中から集まったMBA Class of 2023 (1/2)

原文(英語)は、こちらをご覧ください。

 

どの学年も特別ですが、IESE MBA Class of 2023は、IESEの歴史上最大の383人の学生を擁するという点で際立っています。あらゆる不確実性の中で、私たちは、才能あるプロフェッショナルが影響力を持ち、将来リーダーになれるよう準備するという使命を堅持してきました。

2つの記事で、IESE MBA Class of 2023の学生の何人かを知ってください。彼らは、私たちのプログラムの魅力、新型コロナウィルス期の出願の道のり、そして来年に何を期待しているのかを明らかにしてくれるでしょう。

 


ビジネススクールを選択する上で、最も重要な要素は何でしたか。

ジアン・グエン (ベトナム): 2つあります。1つ目は、場所です。私はこれまで、アジア、ラテンアメリカ、アメリカの3カ国で生活してきました。だから、欧州に住んで、世界の新しい地域から学ぶ機会を得たいと思ったのです。2つ目は、文化です。異なる学校の卒業生に会って、IESEには人を第一に考える強い文化があることがよくわかりました。IESEの人々は、ある人の成功が他の人の損失を意味するようなゼロサムの文化ではなく、全員のためにパイを大きくし、お互いに助け合うことを信じていることに気づかされました。

宮本実浩 (日本): IESEの価値観、思いやりのある人々や環境です。

ロレーヌ・モリッソン=クーデルク(フランス): 学業、キャリア・サービス、世界ランキング、奨学金です。

ハーン・チャン (米国): 私は、自分が最高の人間になるよう後押ししてくれる学校に通いたいと思っていました。強い価値観と、クラスメートが学業だけでなく人間としても優れているようなコミュニティに根ざした学校に行くことを優先しているとわかっていました。さらに、あらゆる種類の多様性が話題となるだけでなく、生き方そのものであるような学校に行きたいと考えていました。出願と選考の過程で、IESEは3つの面すべてでトップであり、プログラム開始4ヶ月後の今、この決断にこれ以上ない喜びを感じています。

 

 


新型コロナウィルスの流行は、あなたの個人的な出願手続きに何らかの影響を与えましたか。もしそうなら、どのように影響があったのでしょうか。

ジアン・グエン(ベトナム): 新型コロナウィルス流行期は、誰にとっても混乱した時期だったと思いますし、今もそうだと思います。私は、自分が何をしたいのか、まだ学校に戻りたいのか、考えさせられました。最終的には、自分にとって何が正しいのかに集中し、不安な気持ちは消え去りました。

宮本実浩 (日本): ほとんど家にいて、出願準備に時間をかけることができたので、有利でした。

ロレーヌ・モリッソン=クーデルク(フランス): 2年後に出願するつもりでしたが、新型コロナウィルスの件でMBA出願を決断するのが早まりました。

ハーン・チャン (米国): 新型コロナウィルスの最中で、IESEが安全性と対面学習に対するコミットメントを示したことが気に入りました。さらに、スペインという国が予防接種に真剣に取り組んでいることを知っていたので、私のMBA体験は他のトップMBAプログラムと比べてもIESEでは最も「普通」であろうという確信が持てました。

 


MBA Class of 2023で、あなたが最も価値のある、または差別化できる貢献は何だと思いますか。

ジアン・グエン (ベトナム): 私は難しい質問をし、難しい会話を始めるのが好きです。私たちは皆、自分の考えや信念に挑戦することで、より成長し、学ぶことができるのです。

宮本実浩 (日本): 正直なところ、まだそれを見出そうとしている最中です。たぶん、1年経てば、もっとはっきりした答えが出せるようになると思います。

ロレーヌ・モリッソン=クーデルク(フランス): この学年、ホスピタリティ業界での就業経験を持つ人がそれほど豊富ではありません。私はそ経験があるからこそ、異なる視点でクラスの議論に参加し、貢献することができます。

ハーン・チャン (米国): IESE で私が好きなことのひとつは、人々が互いに助け合うことです。チームメイトが会計の概念を説明してくれたり、クラスメイトがスペイン語の上達を手伝ってくれたり、自分のスキルや経験を共有して他の人を助けようとする文化があるんです。私の場合、何人かのクラスメートのケース面接を手伝ったことを誇りに思います。以前は経営コンサルタントとして働き、オフィスでビジネスアナリストの採用活動を共同で行っていました。その際、候補者の面接を担当したのですが、その経験を活かして、クラスメートがコンサルティングファームでケース面接を受ける際の支援をしてきました。特に嬉しかったのは、私がサポートした友人たちが夢の会社に内定したことです。

 


出願書類には書かれていない、面白いエピソードを教えてください。

ジアン・グエン(ベトナム): 幼稚園から12年生まで、10校に通いました。父の仕事の関係で引っ越しが多かったんです。学校、都市、国が常に変わることで、1)人生にはいろいろな生き方があり、どれが良いということはない 2)人と人との関係を大切にすることが重要である、ということを学びました。

宮本実浩 (日本): 3月に父親になる予定です。この事実を書かなかったのは、出願の時点では単に事実でなかったからです。そして、実際に楽しいかどうかは自分でもまだわかりません。

ロレーヌ・モリッソン=クーデルク(フランス): 私は人前で恥をかくのが得意です。

ハーン・チャン (米国): 2013年におばあちゃんマラソンに参加したのですが、あまりに遅かったので、マイル23(37キロ)地点でおばあちゃんの群れに抜かれてしまったんです。今日に至るまで、私はおばあちゃんのマラソンでおばあちゃんの群れに負けたと人に話しています。

 


1年目で最も楽しみにしていることは何ですか。

ジアン・グエン(ベトナム): 文化的背景、業界、経験、スキル、興味などの面で、自分とは異なる人たちに出会えることです。自分とは違う人たちから学ぶことはたくさんあります。

宮本実浩 (日本): 父親になることに加え、DGDW(Doing Good Doing Well)が特に楽しみなことのひとつであることは間違いありません。私はResponsible Business Clubの1年生ディレクターとして、ヨーロッパ最大の学生主導のカンファレンスとなるはずのこのイベントの運営を担当しています。

ロレーヌ・モリッソン=クーデルク(フランス): 様々なバックグラウンド、国籍、興味をもった友人と出会えていることです。毎日、彼らから学んでいます。

ハーン・チャン (米国): 素晴らしい都市、そして世界の素晴らしい地域に住めることは、とても光栄なことだと感じています。コスタ・ブラバの美しいビーチ、ピレネー山脈、バルセロナのおいしいラーメン屋など、毎週1つは新しい場所を探索する時間を楽しんでいます。

 

次回、更に彼ら以外のMBA Class of 2023をご紹介します。

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