先進的なビジネススクールが、ネットゼロ目標達成のために経営者を育成

原文(英語)は、こちらをご覧ください。

 

Business Schools for Climate Leadership (BS4CL) の主要8校は昨日、IESEで初の対面式イベントを開催し、進捗状況を共有するとともに、気候危機に対処するために行動するビジネスリーダーを支援するために協力し合いました。この同盟は、ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネススクール、HECパリ、IE、IESE、INSEAD、IMD、ロンドンビジネススクール(LBS)、オックスフォード大学・サイードビジネススクールから構成されています。

2021年11月の国連気候変動会議(COP-26)に合わせてBS4CLを立ち上げて以来、協力校はEU排出権取引制度(ETS)、ESG、気候ファイナンスなど多様なテーマで気候に関する出版物を制作してきました。また、新しいプログラムやイニシアチブの立ち上げ、既存のプログラムに気候やサステナビリティに関連するトラックを追加するなど、様々な手段を通じて、気候に焦点を当てた学習を教室に取り入れることを優先してきました。

BS4CL会議は、6月1日の「気候リーダーシップ研究会議」と6月2日に開催された「脱炭素をリードする」フォーラムの2部構成で開催されました。初日は、気候変動に取り組むビジネススクールの研究者の交流を促進・深化させるとともに、分野を超えて最新の研究を共有する場を提供しました。論文は、特に以下の論点を扱いました。

  • 気候リスクに関する意見の相違がある場合の資産価格(IMD)
  • 排出権取引(IESE、MDEビジネススクール)
  • 住宅所有者と持続可能性(LBS)
  • 発展途上国における炭素排出への課税(ノースウェスタン大学、LBS)
  • エネルギー分野におけるアイデンティティの位置づけとイノベーション(ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネススクール)
  • クリーンエネルギー移行、希少性、アーバンマイニング(INSEAD)
  • 排出上限値とグリーンテクノロジーへの投資 (HEC)
  • 空気からの二酸化炭素分離回収産業(HEC)

本日、BS4CLフォーラムにて、ビジネスと気候危機の重要な接点に関する討議が行われます。すなわち脱炭素の主導に関連するものです。このフォーラムでは、世界経済の脱炭素化におけるビジネスの役割や、グローバルな情報開示基準の出現などの問題を取り上げ、脱炭素化が業界を超えたビジネスにもたらす多くの機会に特別な注意を払います。このイベントは、気候変動のリーダーシップに関する学術研究者と産業界の実務家が交流し、専門知識を共有し、協力関係を構築するためのユニークなプラットフォームとなっています。

フォーラムには、提携する3校(IESE、IMD、LBS)の学長も出席し、各校の危機解決への取り組みを確認するとともに、最も差し迫った気候問題への取り組みにおけるビジネススクールの役割について、ユニークな洞察を提供しています。このイベントは、気候変動の緩和と適応のための重要性を認識させ、加盟8校の全同窓会コミュニティへの共同アウトリーチを通じてインパクトを与えています。

 


学長による共同声明

8つのビジネススクールの学長は、共同声明で次のように述べています:

「我々は皆、地球温暖化の影響と、この課題に合理的に対処するための複雑な力学に直面しています。これは、ビジネス、ビジネススクール、そして地球にとって重大な瞬間です。政府や国際機関が紛れもなく重要な役割を果たす一方で、我々が住む地球の未来を決定する上で、ビジネスはこれまで以上に極めて重要なものとなっています。正しい知識とスキルを持つビジネスリーダーは、気候変動に立ち向かう前向きな変化の触媒となることができます。」

「ビジネススクールとして、次世代のビジネスリーダーのケアと育成は私たちに委ねられています。我々は、持続可能な原則に基づき、好影響を与えるこの世代のために、この地球を力強く残したいと思っています。」

「我々は、気候変動問題に大きな影響を与えるために相乗的な関係を築く必要がある他の組織のロールモデルとしての役割も担っています。2021年以降の設立校の活動を総合すると、ビジネスを支配する考え方、文化、慣習に変化をもたらすために最も効率的な戦略として、2つの戦略があることがわかりました。ビジネススクールは、この双方において基本的な役割を担っています。」

「1つ目の戦略は、カリキュラムやプログラムの構造的な介入を通じて、気候変動に関連する内容に優先順位をつけ、最も一般的な問題に取り組むためのツールや知識を提供することです。もうひとつは、企業が直面する最新の課題と解決策を企業に伝える役割を果たす、厳格な研究です。この研究が企業の行動を導き、私たちの共同インパクトを加速させるのです。」

「気候問題との戦いにおけるビジネスの重要性は、今後数年間でますます高まるでしょう。そして、スキル、知識、コミットメントを備えたリーダーの存在が極めて重要です。」

 


BS4CL

BS4CLは、2021年11月に創設され、創設メンバーのケンブリッジ・ジャッジ・ビジネススクール、HECパリ、IE、IESE、INSEAD、IMD、ロンドンビジネススクール(LBS)、オックスフォード大学・サイードビジネススクールからなるビジネスアカデミーのソートリーダーによる独自の同盟です。提携校は、実用的で効果的、かつタイムリーな気候変動解決策を見出すことが急務であるとして、その推進役を担っています。今日のビジネス界でソートリーダーシップを発揮する変革の推進者として、彼らの目標は、主に2つの戦略を通じて、気候危機に対するビジネス界の対応を加速することです。それはすなわち、研究における知識生産を通じてベストプラクティスを形成し、気候危機の課題をビジネス教育に取り入れることです。

 

参考:機関全体の気候危機への取り組み

ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネス・スクール

HECパリ

IE

IESE

INSEAD

IMD

ロンドンビジネススクール(LBS)

オックスフォード大学・サイードビジネススクール