IESEのベンチャーキャピタルFinaves20周年

 

IESEのベンチャーキャピタルファンドであるFinavesは20周年を迎えました。

Finavesは、モビリティやヘルスケアからファッションやソフトウェアに至るまで多様な分野で革新を遂げている新興企業を20年にわたって支援してきました。

Finavesは、IESEで起業家精神において中心的な役割を果たしてきたPedro Nueno教授によって設立されました。

同教授は、起業家精神に関するIESEの最初のMBAクラスであるNuevas Aventuras Empresariales(企業の新たな冒険)を提供しました。

これは、当時、大手企業に雇用されるよりも好ましくないと見られていた「起業家」という用語の使用を避けるためにそのように名付けられました。

Financiando Nuevas Aventuras Empresariales(企業の新たな冒険への財政支援)、Finavesは、その起業家精神の産物でした。

「修士課程を修了した後、自分の会社を設立する学生が常にいるのを見ていましたが、会社を立ち上げるための資金を調達するのは簡単ではありませんでした」とNueno教授は言います。

2000年以来、Finavesファンドはスタートアップに投資するために1500万ユーロを調達しました。

Finavesは合計50以上の企業に投資し、数千の雇用創出を支援してきました。各Finavesファンド(計5つ)の総額は約300万ユーロです。

IESEは、20周年を記念して、Finavesの資金提供を受けた5人のIESE卒業生起業家と、Finavesを監督するAlbert Fernández教授及びExecutive DirectorのPaula Sanchoを招きました。

5人の起業家は、Timo Buetefisch(Cooltra)、Rui Fernandes(BusUp)、Oscar Macia(Forcemanager)、Juan Manzanedo(Logisfashion)、Carlos Nueno(Advance Medical)でした。

彼らは、起業家精神を通じた旅について以下の通り助言を提供しました。

 


強力なチームを構築しましょう

スタートアップは、特に初期は難しい場合があります。

そして、勝利と失敗を分かち合うことができる志を同じくする人々を持つことが重要です。

Carlos Nuenoは文化は非常に重要であり、彼とAdvance Medicalの共同創設者の両方がIESE MBA出身であると指摘しました。

但し、精神面では一致している必要がありますが、スキルセットは異なっている必要があります。

これにより、自分自身を補完するスキルを持つ人々がいるようになります。

 


ピボットする準備をしましょう

元々の着想に固執したままにしないでください。

いざ動き始めたら、適切なモデルが見つかるまでモデルを調整する準備をする必要があります。

「人々が喜んでお金を払うサービスが見つかるまでピボットする能力は必須でした」と、IESEのExecutive MBAプログラムの2人のクラスメートと一緒にBusUpを設立したRui Fernandesは言いました。

 


差別化できる要因を見つけましょう

驚異的なアイデアに基づいて設立されたスタートアップは殆どありません。

代わりに、テクノロジーやサービス品質など、競合他社と一線を画す要素があります。

「差別化要因を見つける必要があります」と、営業チームのためのソフトウェア会社Forcemanagerの創設者であるMaciaは述べました。

Cooltraは、観光客にオートバイをレンタルすることから始まり、ヨーロッパでのスクーターシェアリングのパイオニアに成長しました。

「そして今、私たちはモビリティ企業であると同時にテクノロジー企業です」とBuetefischは言いました。

 


グローバルに考えましょう

ゼロから会社を作るのが複雑な場合、多国籍企業を作るのは大変です。

課題は、各場所の地元の市場を理解することから、大規模で定着した地元のプレーヤーと競争することまで多岐にわたります。

ManzanedoのLogisfashionは、中国や米国を含む世界9か国で事業を展開しています。彼らの課題は、グローバルブランドを構築するために、国際的にサービス品質を保証する構造を構築することです。

「いつも、どこに行っても見つけられるという意味で、マクドナルドの例を使います」と彼は言いました。

彼らは皆、グローバルな要素が必要であることに同意しました。

「最初の瞬間から、我々は会社をグローバル企業として構想していました」とMaciaは述べました。

 


投資家を点検しましょう

投資家が投資に対してデューデリジェンスを行うのと同様に、企業は潜在的な投資家に対してデューデリジェンスを行う必要があります。

あなたの価値観やビジョンから遠く離れた投資家から資本を受け入れることは、深刻な結果をもたらす可能性があります。

結局のところ、投資家は単なる資金源ではなく、パートナーでもあります。

「大義を支持する投資家を探してください」とFernandesは言いました。

 


起業家精神を備えて飛び込みましょう

全ての起業家は、スタートアップの旅は、どんなにでこぼこなものであっても、それだけの価値があると強調しました。

「100%やるべきです」とBuetefischは言いました。

「それは人生の選択であり、私はそれを愛してきました」

これは、この最も困難な時代にも当てはまります。

「私たちは経済危機の真っ只中にありますが、起業家精神には大きなチャンスがあると思います」と、Finaves Vを取り仕切るAnna Birulésは述べています。